孤独を望んだ少女は孤独な少年にゲームを提案する。
命をかけたゲームのルールはいたって簡単。相手を撃ち殺す事。
弾の数は全部で８発。そのうち相手をうち殺せるのは一発だけ。
優しい嘘と過酷な現実の挟間を生きる二人は殺し合う。

不良はびこる街に立つ千ノ宮学園。
ここでは、治安の維持は学園内の不良達にまかせられており、生徒会はほとんど機能していなかった。 そんな学園にあっても、羽崎悠一は、幼馴染の国崎玲と共に生徒会でそれなりに平和に過ごしていた。
そんな中、彼は二人の人物と出会う。
一人は、新しい生徒会長である朝霧香織。
もう一人は、学園内の不良を仕切る「番長」安西仁美。 それは、よくある些細な出会いだった。だが、二人の存在が、学園を巻き込む騒動の発端だった――

私は真っ直ぐに歩けているだろうか。
胸を張って生きているだろうか。
良くも悪くも今まで生きてきた自分を根底から崩される様な出会いは人生に何度かある
と思う。
私の出会いは高校時代の彼との出会いだった。
この出会いで私の人生は大きく変わった。
じゃあ私との出会いで、彼は何か変わったん
だろうか。
何かを得ることが出来たんだろうか……。

忘れてしまったものがある。
変わってしまったものがある。
失ってしまったものがある。
それでも、残っているものがある。
大人になった僕は無くしてしまった何かを探すため思い出の場所である小学校の図書室を訪れる。 そこで彼は小学生時代に出会った少女と再会する。